
メジャーデビューからわずか1年で紅白歌合戦に出場した人気バンド「King Gnu」はご存じでしょうか?
数多くの音楽番組やラジオ番組などでもKing Gnuのメガヒット曲である「白日」が流れていたので、曲を聴けばわかるという人もいるでしょう。
今回は、今のJPOPシーンには欠かせない存在となりつつあるKing Gnuの魅力を解説していきます。
King Gnuって?

King Gnuの魅力を解説する前に、King Gnuのメンバーについてご紹介していきましょう。
King Gnuはギター・ボーカル・チェロ・ピアノ・作詞作曲を担当している常田大希、ドラムス・コーラス・サンプラーを担当している勢喜遊、ベース・コーラスを担当している新井和輝、ボーカル・キーボードを担当している井口理の4人からなるバンドです。
それぞれが多方向の音楽から影響を受けており、そこから新しい音楽を生み出しています。
バンドというイメージの枠を超え、ロックだけでなくR&Bやジャズ、JPOPなど幅広いジャンルを交えながら自らのJPOPを作り上げているグループと言っても良いでしょう。
革新的な音楽を作り上げている
King Gnuのメガヒット曲である白日を聴いてみるとわかるのですが、曲の構成自体がすべてサビのようなメインとなっているような動きのあるメロディーでこれまでのJPOPやロックにはなかった革新的な音楽となっています。
一般的な日本のロックではリズムは基本8ビートとなりますが、King Gnuの場合楽曲のほとんどが16ビート。
細かいリズムとなるので日本人からすると洋楽っぽい曲に聞こえるかもしれませんね。
多彩な才能を持つメンバーに加えて、革新的な音楽を作り上げているその精巧さはまさに売れるべくして売れたバンドともいえるのではないでしょうか?
戦略もすごかった?!
バンドメンバーの才能や音楽の精巧さだけでなく、King Gnuは戦略的にも非常に優れていたとされています。
ここ数年で音楽シーンは大きく変わりました。
CDで売る時代からストリーミングで売る時代になったのです。
ストリーミングサービスが普及してきたことにより、売上次第でチャートの上位にランクインできるCDやダウンロードと異なり、ストリーミングでの再生回数で露出を増やすことができるようになりました。
再生回数が増えればそれだけ人の目に留まるようになります。
そのようなストリーミングの特性を理解し、戦略的に構成を続けていたことで人気の足掛かりとなったのではないでしょうか?
King Gnuは現在革新的で多彩な音楽性と、クオリティの高さ、戦略性も相まって日本でも突出したバンドとなっています。
今後どのような曲が発表されるのか楽しみですね。