人気バンド「SEKAI NO OWARI」のボーカルを務めるFukaseが、映画「キャラクター」で俳優デビューを果たしました。
殺人鬼役を演じた彼の演技を見た観客からは、称賛の声が多数寄せられています。
そこで今回は、アーティスト・俳優としての彼の姿や、6月11日に公開された映画「キャラクター」についてご紹介します。

アーティストとしてのFukase

SEKAI NO OWARIは、10年代のジャパニーズロックシーンにおいて、大きな注目を浴びてきました。
2007年に結成され、メッセージ性の強い音楽は、老若男女問わず多くの人々に支持され、現在も絶大な人気を誇っています。
しかし、そんな輝かしい姿からは想像できないほど、壮絶な過去を経験していたのです。
彼には、ADHDの障害による閉鎖病院への入院や生活への影響など、つらい過去があり、医師を目指して勉強していた記憶が、薬の副作用によって消えてしまったこともありました。
壮絶な過去を送ってきた彼は、現在のメンバーと音楽に支えられながら、多くの人々の心に響くような音楽を創り上げていったのです。
SEKAI NO OWARIの楽曲には「戦争」「平和」「死」「幻」という表現が度々登場し、独特の世界観に惹きつけられます。

俳優としてのFukase

菅田将暉主演の映画「キャラクター」で俳優デビューを果たしたことで、世間から注目を集めました。
「美しき異常者」というキャッチコピーは、まさにFukaseが演じた殺人鬼役にピッタリです。
演技初挑戦だとは思えない彼の演技に、世間だけではなく、共演者からも驚きの声が上がりました。
音楽だけではなく、演技でも魅せる彼から目が離せませんね。

映画「キャラクター」

構想10年の完全オリジナルストーリーで描かれたこの作品は、万年アシスタントの売れない漫画家と、恐ろしい殺人鬼が出会ったところから物語が繰り広げられます。
実際に殺人現場を目撃してしまった漫画家・山城は、その刺激的な体験を描いた「34」という漫画を出版し、異例のヒットを果たしてしまいます。
自分の犯行が描かれていると分かっている殺人鬼・両角は、その後も山城が描く殺人を完璧に模範していくのです。
決して描いてはいけない人物だったことに気づいた山城は、果たしてどのような結末を迎えるのでしょうか?
興味のある方は、ぜひチェックしてみてください。

 

様々な舞台で活躍するFukaseは、今回が初の演技となる作品で、一体どのような姿を見せているのでしょうか?
また、今後も俳優として他の作品で活躍することが期待できますね。

皆さんは「インスパイアソング」という言葉をご存じでしょうか?
初めてこの言葉を聞くという方も多いでしょう。
そこで今回は、話題になっている「インスパイアソング」についてご紹介します。

インスパイアソングとは

映画「花束みたいな恋をした」で話題になったインスパイアソングですが、一体どのような曲のことを言うのでしょうか?
インスパイアソングのインスパイアとは、何かに「影響を受ける」「刺激を受ける」などの意味があります。
映画公開と同時に発表される主題歌とは違い、インスパイアソングは映画完成後に発表されます。
映画を観て影響、刺激を受けることによって、書かれるのがインスパイアソングです。
そのため、作中に登場することはありません。

予告編映像などを見て曲を知った方は、実際に映画を観に行って「なぜあの曲が流れないの?」と疑問に思う方も多いようです。
今回は、インスパイアソングを書き下ろしたことで話題になった「Awesome City Club」についてご紹介します。

Awesome City Club

菅田将暉と有村架純のダブル主演映画「花束みたいな恋をした」で、インスパイアソング「勿忘」が一躍話題となりました。
この曲は映画の予告編映像などに起用されているため、誰が歌っているのか気になった方もいるのではないでしょうか?
話題沸騰中の楽曲「勿忘」を歌うのは、Awesome City Clubという3人組のバンドです。
彼らはポップス、ロック、ソウル、R&B、ダンスミュージックなど、幅広いジャンルの音楽を制作してきた実力派アーティストです。
彼らが奏でる自由性のある音楽に魅了されるファンが急増しています。
今回、インスパイアソングに起用されたのは、「花束みたいな恋をした」の脚本家・坂元裕二が、昔からAwesome City Clubを応援していたことがきっかけとなりました。

Awesome City Clubのオススメ曲

「勿忘」をきっかけにAwesome City Clubを知った方に、ぜひオススメしたい楽曲をご紹介します。

・「今夜だけ間違いじゃないことにしてあげる」
2016年にリリースされたこの楽曲は、聴けば聴くほどクセになる中毒性があります。
聴きどころは、男女のツインボーカルの掛け合いです。

・「最後の口づけの続きの口づけを」
大人の恋模様が書かれたこの楽曲は、R&B風のオシャレなメロディーが特徴的です。

 

今までにない形で楽曲を提供したAwesome City Clubの今後の活動に期待が寄せられています。
ジャンルに捉われない彼らが生み出す音楽から目が離せません!

2020年10月30日に映画が公開された「罪の声」。
実在する事件を基に制作されたこの映画は、事件の始まりから終わりまでの経過、時代背景などがリアルに描かれています。

グリコ・森永事件

この映画は、1984~1985年、実際に起きた昭和最大の未解決事件のひとつである、「グリコ・森永事件」を基に制作されており、戦後犯罪史上まれにみる脅迫事件に、フィクション要素を加えています。
1984年、江崎グリコの社長の息子が誘拐されたことからこの事件は始まります。
犯人グループは「かい人21面相」と名乗り、現在に至っても逮捕されることはなく、2020年には完全時効が成立しています。

物語のあらすじ

主要キャストは、阿久津英士役を演じる小栗旬さんと、曽根俊也役を演じる星野源さんです。
ある時、新聞記者である阿久津は未解決事件の特別企画班に選ばれます。
阿久津が担当することになったのは、未解決のまま時効を迎えた「ギン萬事件」です。
一方で、テーラーを営む曽根は、父の遺品整理をしているとある1つのカセットテープを見つけます。
再生すると、流れてきたのは幼い頃の自分の声だったのです。
「グリコ・森永事件」の際に使われたものと同じだったことを知り、自分が知らず知らずのうちに犯罪に関わっていたことに非常にショックを受けました。
やがて同じ事件を追っていると、阿久津と曽根は出会います。

残された謎

戦後犯罪史上まれにみるのこの未解決事件には、未だ解明されていない謎が3つあります。

・「かい人21面相と名乗る犯人グループの目的一体何だったのか」
犯人グループは、事件の最中何度か金銭を要求してきましたが、どの受け渡し場所にも現れませんでした。
本来の誘拐事件であれば、身代金を要求し金銭を受け取るといった「金銭目的」の犯行が多いですが、この事件は違いました。

・「テープの子どもの声は誰の声だったのか」
送られてきた3つのテープのうち、1つは曽根の幼少期の声だったということは分かっています。
しかし、あとの2つのテープの声は一体誰の声だったのか未だ判明していないのです。

・「犯人グループのその後」
犯人グループの中で、唯一目撃情報がある1人の人物がいました。
それが数多くのメディアでも取り上げられ、目撃情報を参考に描かれた似顔絵「キツネ目の男」です。
しかし、目撃情報はあったものの犯人逮捕にはつながりませんでした。

豪華キャストが集結した「罪の声」の基になった事件は、日本では有名なので、注目度が高まっています。
ぜひこの作品を観てみてくださいね!

ドラマや映画などにも数多く出演し、人気急上昇中だった若手俳優の伊藤健太郎氏。
彼はなぜ、今回このような事件を起こしてしまったのでしょうか。

起こってしまった事故

自動車運転処罰法違反(過失運転致傷)と道路交通法違反(ひき逃げ)の疑いで、逮捕された伊藤氏。
事故当時、都内を車で走行中バイクと衝突し、相手に重軽傷を負わせてしまったにも関わらず、彼はその場から立ち去ってしまいました。
しかしその後、彼の車を追っていた後続車の男性に説得され、数分後に現場に戻ってきました。
彼は容疑を認めており、「現場から立ち去ってしまったことも間違いない」と供述しています。
その場から逃げてしまったことにより、世間から向けられる目はとても厳しくなっています。

伊藤健太郎氏の略歴

1997年6月30日生まれ東京都出身の彼は、14歳の時にモデルとしてデビューを果たしました。
彼が俳優としてデビューしたのは、2014年のテレビドラマ「昼顔~平日午後3時の恋人たち~」です。
近年では、若手人気俳優として活躍しており、数多くのドラマや映画に出演していました。
連続ドラマから映画化した「今日から俺は!!」では、伊藤役として出演しており、真面目で人情溢れる役柄が人気を呼んでいました。

「天狗」になっていた?

今回の事件をきっかけに、彼の普段の素行の悪さが明るみに出てしまいました。
感情の起伏が激しく、機嫌が悪い時は周囲のスタッフに対しての態度も相当悪かったとの話があります。
現場に遅刻してきたり、お酒が抜けきらない状態で来たりすることもあったようです。
目上の人でもタメ口で話すこともあれば、スタッフからの挨拶を無視することもありました。
彼の素行の悪さは、業界内でどんどん広まっていき、扱いづらい俳優と言われるようになっていきました。

恩人との決別

育ての親のような存在である女性マネージャーがいました。
しかし、伊藤氏はマネージャーの存在がだんだんと疎ましくなり、事務所に相談し協議した結果、担当を外れることになってしまいました。
当時、マネージャーが担当を外されたことに対し、たくさんの心配の声が上がりました。
その心配の通りに、彼の素行の悪さはますます酷くなり、わがままな性格に拍車がかかりました。

 

一連の件により、損害賠償の負担額は5億円にのぼると言われています。
あまりにも大きな額であり、周囲へも多大な迷惑をかけています。
このような事故を二度と起こさないように、しっかりと反省してほしいですね。