2021年3月19日に第44回「日本アカデミー賞授賞式」が開催されました。
様々な作品がノミネートされていましたが、今回はどのような作品が受賞したのでしょうか?
今回受賞した中で注目されている作品や役者をご紹介します。

今までにない役を演じ受賞

最優秀作品賞に選出されたのは、草彅剛が主演を務める映画「ミッドナイトスワン」でした。
この作品には、厳しいオーディションをくぐり抜けた実力派俳優たちが勢揃いとなっています。
今回主演男優賞を受賞した草彅が演じたのは、心と体の性が一致しないトランスジェンダーの主人公・凪沙です。
今までに演じたことのない役に苦戦しながらも、見事演じ切り受賞に至りました。

凪沙はある日、実の母親から育児放棄された一果という少女を預かることになります。
少女と出会った凪沙は次第に母性が芽生え始め、本当の母娘のような関係になっていくのです。
2人の運命が交錯しつつも、変化していくところがこの作品の見どころになっています。
豪華俳優陣を迎えたミッドナイトスワンをチェックしてみてください。

日本最高興行収入を更新したアニメ

最優秀賞アニメーション作品賞を受賞したのは、日本の最高興行収入の記録を塗り替えた、映画「鬼滅の刃 無限列車編」です。
また、話題賞の作品賞と最優秀音楽賞も受賞し、注目が集まりました。
子供だけではなく、大人からも絶大な人気を誇るこの作品は、コミックス・グッズ・アニメなども大ヒットしました。
2月14日にはアニメ、劇場版の続編で「遊郭編」がアニメ化することも発表され、再び注目が集まっている作品です。

期待の新星が受賞

今回は、6人の俳優・女優が新人俳優賞を受賞しました。
その中でも注目されているのが、最優秀主演女優賞を受賞した長澤まさみ主演の映画「MOTHER マザー」で息子役を演じた俳優の奥平大兼です。
芸能事務所からスカウトされ俳優という道を選んだ彼は、今回初めてオーディションを受け、映画「MOTHER マザー」への出演が決まりました。
演技未経験にも関わらず、映画の演出プロデューサーや脚本・監督などのプロを唸らせた彼の演技は、非常に多くの人々を惹き付けました。
また、出演者である長澤まさみや吉田羊も彼の演技、感情の表現力を絶賛しており、今後の活躍が期待できる新人俳優として話題になっています。

今回は、最優秀男優賞・最優秀アニメーション作品賞・新人賞をご紹介しました。
受賞した俳優や作品がこれからどのような活躍を見せてくれるのか、期待が高まります。