アーティストに必要なのは、音楽センスやスター性です。
今は年齢や経験を問わず、才能さえあれば誰でも人気アーティストとして認められるようになりました。
大手事務所に入っているだけでスキルのない、タレント性だけが際立っているアーティストは危機に立たされるかもしれません。
SKI-HIが主催する「BMSG」からは、弱冠14歳のラッパーが誕生しました。
今回は、若くして将来を期待されているアーティスト「edhiii boi(エディボーイ)」をご紹介します。

 

「edhiii boi」って?編曲も手掛ける天才ラッパー

14歳の小さなラッパーedhiii boiは、SKY-HIが代表を務める「BMSG」に所属しています。
デジタル音楽を作成するツールを使い、リミックスや作詞を手掛けています。
ラップのスキルも高いですが、14歳らしいピュアな歌声も魅力的です。
彼の楽曲は力が抜けていながらエモーショナルで、青春の楽しさと儚さを表現しています。

 

 

人気オーディションで注目!SKY-HIに送ったデモ曲で夢を掴む

edhiii boiは、SKY-HIが主催したオーディション企画「THE FIRST」に参加しました。
オンラインオーディションでは高いラップスキルを見せつけ、SKY-HIも舌を巻きます。
しかし、次の審査では憧れのアーティストを前にして緊張したのか、歌詞を忘れるという大失敗をしてしまいました。
edhiii boiは三次審査で脱落し、ボーイズグループとしてデビューすることは叶いませんでした。
ところが、彼はそこで諦めません。
オーディション後に送ったデモ曲が、SKY-HIの心を掴みます。
こうして一度は落とされたレーベルから、edhiii boiはデビューすることになったのです。

 

実は楽器が弾けない!?edhiii boiの楽曲制作

edhiii boiは「DTM(デスクトップミュージック)」で楽曲を作っています。
これはパソコンを使って音楽データを編集することで、専用のソフトやデバイスによって作曲・編曲ができるそうです。
edhiii boiはDTMのサンプリングの中から組み合わせ、自身のラップや歌を織り交ぜながら曲を作っています。
ピアノの音も曲に使われていますが、これはedhiii boiが小さなキーボードで弾いたものです。
しかしそれは「ピアノが演奏できる」とは言えないような、おもちゃのようなキーボードに見えます。1
edhiii boi自身も「僕は楽器が弾けない」と明かしており、彼にとってはDTMが基本的な作曲ツールです。

 

DTMを使った楽曲制作をしているアーティストはまだ多くありません。
若いうちに1つのジャンルを確立させれば、唯一無二の存在になれますね。
edhiii boiの才能は、これからもっと大きく開花していくでしょう。

 

ジャスティン・ビーバーがまたコラボ?交友関係も影響

ジャスティン・ビーバーは、人気ラッパーのニッキー・ミナージュやDJスネイク、The Kid LAROIとのコラボ曲を次々と発表し、もはやコラボありきなのではないかというアーティストになっています。
お騒がせセレブとしても話題となったジャスティン・ビーバーですが、いつまでも少年のような可愛らしいルックスと気さくな人柄から、一見怖そうなラッパーたちからも愛されるのかもしれませんね。
ジャスティン・ビーバーは透き通るような甘い歌声が魅力的ですが、このボーカルにラッパーの重厚なビートやメッセージ性が加わることで、よりキャッチ―で深みのある楽曲に仕上がっていくのです。
これまでのソロ楽曲のほか、コラボ楽曲もシングルチャートでランクインすることも多く、常に話題の中心となる人物との強力タッグでまだまだ彼の人気は衰えることがないでしょう。

 

エド・シーランがコラボアルバムを発表!大物ミュージシャンと共作

グラミー賞を受賞し、今最もノリに乗っているエド・シーランもコラボ曲の多いアーティストの1人です。
今まで数々の楽曲を他のアーティストに提供してきた経験から、コラボも得意なエド・シーランですが、個人としても発表した楽曲が必ずチャートインするなど、代表作を次々と生み出しています。
そんなエド・シーランがコラボアルバムを出すとなれば、大物ミュージシャンたちも黙ってはいないでしょう。
2019年に発表されたコラボアルバムでは、エド・シーランとブルーノ・マーズ、ジャスティン・ビーバーやエミネムなどのそうそうたるメンバーが参加し、話題となりました。
また、2021年にはクリスマスに向けて言わずと知れた大御所アーティスト、エルトン・ジョンとのコラボ楽曲をリリースすると発表し、音楽界を騒がせます。
このコラボはエルトン・ジョンから持ち掛けられたようで、エド・シーランは「去年のクリスマスにエルトンから一緒にやらないかって電話があったんだ」と話しています。
U.Kチャートで1位・2位を固める2人のコラボが楽しみですね。

 

ソロでも十分売れているアーティスト同士のコラボということで、歓喜するファンも多いのではないでしょうか。
これからも、どんな化学反応を起こす楽曲が出るか楽しみですね。

最近では、メディアへのラッパーの露出が増えてきました。
音楽番組や、朝の情報番組などでもラッパーを見る機会があります。

様々なジャンルがある日本の音楽シーンでも欠かせない存在といっていいでしょう。
今回は、今をときめく大人気の若手ラッパーについてご紹介します。
ヒップホップファンも、そうでない人もぜひ注目してみてください!

変態紳士クラブ

変態紳士クラブは、DEEJAYのVIGORMAN(ビガーマン)、プロデューサートラックメイカーである、GeG(ジージ)、ラッパーのWILYWNKA(ウィリーウォンカ)による、それぞれのジャンルや役割が違う3人組です。
2017年に結成され、「すきにやる」は代表曲になりました。
最近では、「YOKAZE」が大ヒットし、若者を筆頭に様々な世代の人に聞かれています。
アーティストの一発撮りのパフォーマンスを撮ることで人気のYouTubeチャンネル「THE FIRST TAKE」にも出演し、「YOKAZE」を歌ったことでさらに注目を浴びました。
今後さらに勢いを増していくであろう、変態紳士クラブの3人からは、目が離せません!

LEX

まだ10代という若さで、英語・日本語を自在に操る歌詞や音楽が若者に大人気の「LEX」。
若者の心情や、時代の気分をリアルに歌ったリリックが刺さります。
彼の生き方や、個性的なファッションが音楽にも現れています。
日本の音楽界を沸かせているLEXは、今後も注目すべきラッパーです。

kZm

東京都出身のラッパーで、多くの有名アーティストと共演している、今大注目のラッパーです。
YEN TOWNに所属し、個人でも活動しています。
kZmの特徴は、「ダミ声」、「メロディアスなラップ」です。
kZmの声は、1度聴いたらクセになるので要チェックです。
あらゆるジャンルを取り入れ、様々な有名アーティストとコラボレーションした、アルバム「DISTORTION」はぜひ聴いていただきたいです。

Yellow Bucks(イエローバックス)

岐阜県出身のラッパーであり、人気オーディション番組「ラップスタア誕生!」で優勝し、賞金300万を手にしたYellow Bucks。
ヒップホップファンから絶大な人気を誇るANARCHY(アナーキー)やAK-69からも絶賛されたラッパーです。
ヒップホップマナーに沿った正統派ラップは、ヒップホップを愛する方すべてに聴いてほしいです。
ラップのかっこよさと面白さを存分に感じれる楽曲なので、ぜひチェックしてみてください。

 

ここでは、今後ブレイクが期待されている若手ラッパーについてご紹介しました。
彼らの今後の活躍には目が離せません。
ぜひチェックしてみてください!