日本代表のコスチュームに大ブーイング!伝統衣装のはずが…

Posted on 2022年2月19日日本代表のコスチュームに大ブーイング!伝統衣装のはずが… はコメントを受け付けていません

ミス・ユニバース世界大会で日本代表の女性が披露した衣装に非難が寄せられているようです。
その国の誇りである伝統衣装を披露するコンテストで、一体何があったのでしょうか。
今回は、この衝撃的なニュースについてまとめてみました。

 

これが日本の誇り!?SNSで非難殺到

世界中の美女が集い、見た目だけでなく知性や人柄の美しさも競うミス・ユニバース世界大会。
スピーチやモデルウォーキングを80か国の女性たちが2週間にわたって披露し、世界で最も美しい女性を決めるコンテストです。
今回の2021年ミス・ユニバース大会では、日本代表として渡辺珠理さんが出場しました。
12月10日には開催国であるイスラエルで「ナショナル・コスチューム部門」として日本の伝統衣装である着物を披露しました。
ところが、駐日イスラエル大使館がこの衣装の写真をSNSに上げたところ、称賛する声があった一方、
「残念すぎる」
「日本人に対する侮辱だ」
という非難の声も上がったのです。
なぜこんなことが起こってしまったのでしょうか。

 

日本の着物を分かっていない…外国人デザイナーの作品

伝統衣装を披露するはずのコンテストで、日本代表が着用していたのは日本人がイメージする着物とはかなり違ったものになっていました。
大きくはだけた胸元、着物とは呼び難いドレスのようにボリュームがあって広がった裾、袖には大きな日の丸があしらわれ、帯の代わりに金色の太いベルトが巻かれています。
襟元は左前になっていて、これは日本では「死に装束」の時に使われているということがさらに非難を呼びました。
そして髪はピンクに染め上げられて2つのおだんごにまとめ、あらわになったデコルテにはなぜか「日本」の文字が…
奇抜な衣装を着た日本代表が両手に金色の招き猫を持って現れた時、日本のスタッフは止めようと思わなかったのでしょうか。
着ているのが伝統的なデザインかどうかというよりも、奥ゆかしく慎ましい日本人女性の良さを全く活かせていないド派手な演出に問題があるのかもしれません。
SNS上に落胆の声が上がるのも納得ですね。
この衣装をデザインしたのは日本人ではなく、イスラエル人のデザイナーで、日本とイスラエルの国交70周年を記念して作られたものだそう。
70年も交流があっても、真の日本を理解するのは難しかったのでしょうか。

 

2021年ミス・ユニバース世界大会では、インド代表が優勝しました。
日本代表もあの衣装を披露した後、TOP16位に入賞するという快挙を成し遂げています。
全世界に衝撃を与えた日本代表の奇抜な衣装は記録に残るものになりそうですが、これが日本人のデザイナーが作った物でなかったということが唯一の救いかもしれません。